Number_iとは?グループ結成の背景と魅力
2023年、音楽業界に新たな風を吹き込むかのように誕生した男性アイドルグループ「Number_i」。このグループには、かつてジャニーズの人気ユニット「King & Prince」で中心的な存在だった3人、平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんが名を連ねています。ファンにとっては再集結とも言えるこの新ユニットの誕生は、多くのメディアやSNSでも話題を呼びましたよね。
そんなNumber_iが所属しているのは、滝沢秀明さんが設立した芸能事務所「TOBE(トゥービー)」。旧ジャニーズの影響力や経験を受け継ぎながらも、従来の枠にとらわれない自由なアーティスト活動を推進するという方針が、多くのファンの共感を呼んでいるようです。
メンバーそれぞれが持つ個性やスキルが絶妙に交差することで、単なる“再始動”にとどまらない新たな魅力が生まれています。リーダーシップとカリスマ性を兼ね備えた平野さん、誠実でクールな印象の神宮寺さん、そして天性の明るさと歌声で空気を変える岸さん。この3人が並ぶだけで、自然と物語が始まりそうな空気感があるんです。
また、グループ名「Number_i」には“自分らしさ=アイ(i)”を大切にしながらも、“唯一無二の存在(ナンバー1)を目指す”という意味が込められているとも言われています。自己表現と調和、その両方を大切にする姿勢が、これからの活動にも大きく影響していきそうですね。
平野紫耀|多彩な特技とダンススキルで魅せる絶対的センター
Number_iの中心的存在として、今なお圧倒的な人気を誇る平野紫耀さん。そのカリスマ性は一朝一夕に生まれたものではなく、彼がこれまで積み重ねてきた経験の一つひとつに裏打ちされた“必然の結果”とも言えるんですよね。
1997年1月29日、愛知県名古屋市で生まれた平野さんは、幼少期から身体を動かすことが好きな少年だったそうです。小学2年生のときにダンスと出会い、それが彼の人生を大きく動かし始めました。地元・名古屋にある芸能事務所「セントラルジャパン」に所属しつつ、「ファンクキッド」というダンススクールにも通い詰める日々。ジャズ、ヒップホップ、R&B、ポップ、ブレイキング……ジャンルを問わず、週に5〜6日というハードなレッスンをこなしながら、自分の表現を磨いていったそうです。
この時期の努力が、のちの華やかなステージパフォーマンスにつながっているのは間違いありません。そして運命的だったのが、高校1年生のときに東京で行われたダンススクール合宿。ここで出会ったのが、ジャニーズ事務所の振付師であるボビー吉野さん。彼の目に止まったことをきっかけに、平野さんの芸能人生が本格的に動き出したという背景があります。
また、身体能力の高さにも定評がある彼は、ダンスだけでなくアクロバットも得意。特技のひとつである“マシュマロキャッチ”も、その反射神経と集中力の高さを象徴するエピソードとして語られることがありますよね。そして中学時代にはバドミントン部に所属し、愛知県内の大会で1位を獲得したことも。何事にも全力で向き合う姿勢が、今の彼の土台を支えているように感じられます。
2025年には、小・中学生のダンサーが選ぶ「先生になってほしい芸能人ランキング」で1位に輝くなど、次世代からの支持も絶大。ダンスの技術だけでなく、その姿勢や生き様までもが、若い世代にとって憧れの対象になっているという事実は、まさに“絶対的センター”の証だと思います。
神宮寺勇太|空手黒帯の実力派!内に秘めた芯の強さ
Number_iの中でも、どこか落ち着いた空気をまとう存在――それが神宮寺勇太さんです。その静かな佇まいの奥に秘められているのは、揺るぎない芯の強さと誠実さ。目立ちすぎず、それでいて確実に支えになる。そんな絶妙なポジションにいるからこそ、グループ全体のバランスを整える存在になっているのかもしれません。
1997年10月30日生まれ。出身は千葉県千葉市。幼少期から空手に打ち込んでいて、なんと黒帯を取得するほどの実力を持っていたというのは、すでにファンの間ではよく知られた話です。特技として挙げている“上段蹴り”にも表れているように、身体の軸がぶれない安定感と精神面の強さが、そのまま彼の表現力に活かされている印象があります。
小・中学校は地元の公立校に通い、千葉市立天戸中学校を卒業後は、通信制の「あずさ第一高等学校 渋谷キャンパス」へ進学。高校生活と芸能活動の両立を選んだ背景には、早くから芸能界に身を置き、確かな覚悟を持って活動していたという側面が感じ取れます。
実際、神宮寺さんが芸能界入りしたのは2009年。まだ小学生の頃のことで、長くこの世界で経験を積んできたことが、今の表現力の厚みにつながっているのでしょう。そして2014年には、ジャニーズJr.内ユニット「SEXY BOYS」のメンバーに抜擢。その時期から着実にキャリアを積み上げ、ファンの心に深く残る存在となっていきました。
一方で、ダンススクールに通っていたという明確な情報は見つかっていないんです。ただし、空手を通して培った身体の使い方やリズム感が、後に彼のパフォーマンスに大きく活かされていったのは間違いありません。武道由来のしなやかさと力強さをあわせ持つその動きは、独特の魅力となって舞台に現れています。
クールで真面目な印象を持たれがちな彼ですが、実は仲間想いで情に厚い一面も。グループ活動の中では、言葉よりも行動で支えるタイプ。そのスタンスが、Number_iというチームに安心感を与えているのかもしれませんね。
岸優太|リーダー気質が光るムードメーカーの素顔
Number_iというチームに欠かせない“陽”の存在感。場の空気を一瞬で和ませる不思議な魅力と、人の心に自然と寄り添える温かさを持っているのが岸優太さんです。彼の発する言葉には力みがなく、それでいてどこか本質を突いてくる。だからこそ、つい耳を傾けたくなるんですよね。
1995年9月29日生まれ。出身は埼玉県。グループ最年長でありながら、どこか少年のような無邪気さを感じさせるそのキャラクターは、多くの人から愛されています。King & Prince時代にはリーダーを務めており、場をまとめる力と空気を読む力は折り紙付き。Number_iでも、その経験値が随所で発揮されているのがわかります。
学歴については、埼玉県立志木高等学校に通っていたという情報がある一方で、確定情報としてはやや不透明な面もあるんです。中学校についても、富士見中学校という説がありますが、こちらも複数の情報が錯綜していて断定は難しい状況。ただ、いずれにしても地元・埼玉で過ごした学生時代が、彼の人懐っこさや地に足のついた性格を育んだことは間違いなさそうです。
そして注目したいのが、彼のダンス経歴について。ジャニーズJr.として活動を始めた当初は、まだダンスに対してそれほど積極的ではなかったとも言われています。実際、ダンススクールに通っていたという情報も確認されていません。けれど、ステージに立つごとに着実にスキルを身につけていく姿勢が、岸さんらしさのひとつ。器用ではなくても、とにかく真っ直ぐに、そして楽しみながら取り組む。そのひたむきさが、結果的に大きな魅力となって表れているんです。
また、彼の特筆すべき武器といえば“ハイトーンボイス”。柔らかくも芯のあるその歌声は、楽曲の中でも一際存在感を放っています。ステージの中で、ふと空気を変えるあの瞬間。岸さんの声があるからこそ、グループとしての表現に深みが生まれているんですよね。
どこか天然な言動で笑いを誘いつつ、仲間の変化や感情にはすぐに気づける繊細さもある。ムードメーカーでありながら、要所でしっかりと周囲を支える。そんな“人間力”こそが、岸優太という人物の本質なのかもしれません。
メンバーカラーに込められた意味とは?
アイドルグループにおいて、メンバーカラーというのは単なる“色分け”ではありません。むしろ、それぞれの人物像やファンからのイメージ、時には本人たちの信念までもが託される、大切な象徴だったりするんですよね。Number_iの3人にも、それぞれの個性を映し出すようなカラーが割り当てられています。
まず、平野紫耀さんのカラーは「赤」。この色が象徴するのは、情熱、エネルギー、そしてリーダーシップ。まさに彼の歩みや存在感そのものと重なります。ダンスでもトークでも、ステージに立った瞬間に中心にいるべき人だと感じさせる。その“場を動かす力”に、赤という色がぴたりとハマっているように思えます。
続いて、神宮寺勇太さんは「青」。冷静さと知性、誠実さを象徴するこの色が、彼の物腰の柔らかさや、仲間への思いやりとしっかり結びついています。言葉数が多くない分、発する一言一言に重みがある。その静かな安定感がグループの“軸”を形成しているといっても過言ではありません。
そして、岸優太さんの担当カラーは「黄色」。明るさ、希望、そしてユーモア――この3つのキーワードは、まさに岸さんの空気感を表していますよね。飾らない素直さで場をなごませるかと思えば、ふとした瞬間に核心を突く言葉を放つ。人の心をパッと明るくするその存在が、黄色という色に託されているのがとても印象的です。
3人それぞれのカラーが、まったく違う個性を持ちながら、きれいに混ざり合って一つのグループを形づくっている。それこそがNumber_iの魅力の本質であり、この3人だからこそ成立する空気感なんです。
カラーに込められた意味を知ることで、ライブや映像作品を見るときの視点もまたひとつ増えるはず。色という“もうひとつの言語”を通して、メンバーの魅力がさらに立体的に浮かび上がってくる感覚、ぜひ味わってみてください。
まとめ|Number_iは今後どう進化するのか?
平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さん――この3人が再び手を取り合って歩み出した新たな物語。それが「Number_i」というグループの始まりでした。けれど、そのスタートは決して華やかなだけではなく、一人ひとりが長い時間をかけて積み上げてきた努力と選択のうえに成り立っていることが、今回のプロフィールや学歴、ダンス経歴を振り返るなかで、はっきりと見えてきたように思います。
平野さんのダンスに対する真摯な向き合い方。神宮寺さんの武道で培った精神力と表現の深み。そして、岸さんの飾らない優しさとハイトーンボイスという唯一無二の才能。それぞれがまったく異なる背景を持ちながらも、ひとつのステージで同じ方向を見つめている。そんなバランス感が、Number_iにしか出せない“音と空気”を生み出しているんですよね。
また、メンバーカラーに込められた意味をあらためて感じると、ステージやビジュアルひとつひとつに込められた意図や想いにも気づきやすくなっていきます。それはファンとして応援する醍醐味であり、より深く彼らの世界に入り込める入口にもなります。
この先、Number_iがどんな表現に挑み、どんな景色を見せてくれるのか。その未来はまだ未知数です。ただひとつ言えるのは、彼らの歩みには嘘がなく、そして常に“本気”であるということ。だからこそ私たちも、その姿を信じて応援したくなるのだと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。この記事が、Number_iというグループをより深く知るきっかけになっていたらうれしいです。そして、これからも3人の活躍を、温かく見守っていきたいですね。