スマホは今や生活に欠かせない必需品となり、多くの人が日常的に使用しています。しかし、その使用実態はどのようになっているのでしょうか?今回はMMD研究所のスマホ依存に関する最新調査をもとに、スマホの利用実態や依存度について深掘りしていきます。


スマホの必要性:81.1%が「スマホがないと困る」

調査対象は18歳から69歳の男女1万人。その中で、81.1%が「スマホがないと困る」と回答しています。これは、スマホがいかに生活必需品になっているかを示しています。

スマホが必要とされる主な理由

  • QRコード決済やスマホ注文の普及
  • ナビアプリや検索機能の活用
  • 仕事やコミュニケーションツールとしての役割

逆に「困らない」と答えた人はわずか7.4%

  • この割合の人たちは、スマホに依存せず、他の手段で生活を賄えていると考えられます。

スマホ依存の実態:62.5%が「自覚あり」

「スマホに依存している」と自覚している人は**62.5%**にのぼりました。

📌 年代別スマホ依存度(「かなりある」「ややある」の合計)

  • 10代:70%以上が依存を自覚
  • 60代以上:50%以上が依存を自覚

意外にも60代以上でも半数以上が「スマホに依存している」と認識していることが判明。世代を問わず、スマホが生活に密着していることがうかがえます。


スマホで最も依存しているアプリは?

調査では、スマホの使用時間が長くなる原因となるアプリのジャンルも分析されています。

📱 スマホ依存アプリランキング(全体)

  1. LINE(コミュニケーション)
  2. ネットサーフィン
  3. SNS(Twitter, Instagram, TikTokなど)
  4. 動画視聴(YouTube, Netflix など)
  5. スマホ決済(PayPay, 楽天Pay など)

注目ポイント

  • LINEが圧倒的1位(日本における連絡手段の中心)
  • SNS・動画視聴が上位を占める(若年層に顕著)
  • スマホ決済の利用増加(キャッシュレス社会の進行)

年代・性別別の依存アプリの違い

男性の傾向

  • 10代・20代:動画視聴が1位、SNSが2位
  • 30代~50代:ネットサーフィンやニュースアプリが増加
  • 60代以上:LINE、電話、メール、地図アプリが中心

女性の傾向

  • 10代~30代:SNSが1位(特に10代は84.1%がSNSを利用)
  • 30代~40代:ショッピング・通販アプリの使用率が上昇
  • 50代~60代:LINEが圧倒的1位、次いでカメラアプリが人気

📌 まとめ

  • 若年層ほどSNS・動画視聴に時間を使う
  • 年齢が上がると情報収集・連絡手段としての利用が増加
  • 60代女性のカメラアプリ利用が多いのは、趣味や家族の写真撮影が要因

スマホが繋がらなくなったらどうする?

「スマホが繋がらなくなった場合、何かしらの対応をするか?」という質問に対し、23.8%が何かしらの対応を行うと回答しました。

📌 主な対応策

  1. 無料Wi-Fiスポットを探す(最も多い)
  2. 別の通信会社への乗り換えを検討
  3. サブ回線(デュアルSIM・eSIM)への切り替え

デュアルSIMやeSIMの認知度はまだ低め(13.4%)

  • しかし、サブ回線を持つことで通信の安定性を確保できるため、今後の普及が期待される。

まとめ|スマホ依存の実態と向き合うには?

📌 重要なポイント

  • 81.1%が「スマホがないと困る」と回答し、スマホは生活必需品に
  • 62.5%がスマホ依存を自覚している(10代が最も依存度が高い)
  • 最も使われるアプリは「LINE」、次いでSNSや動画視聴
  • 年代・性別でアプリの使用傾向が異なる(若年層→娯楽、年配層→連絡・情報収集)
  • 通信障害が発生すると、無料Wi-Fiを探す人が最も多いが、サブ回線の普及はまだ限定的

✅ スマホとの付き合い方を見直すポイント

  1. スマホの使用時間を可視化し、必要な時間と無駄な時間を整理する
  2. 「ながらスマホ」を控え、リアルなコミュニケーションを大切にする
  3. デジタルデトックスを取り入れ、意識的にスマホから離れる時間を作る
  4. サブ回線の導入を検討し、通信障害時のリスクヘッジを考える

スマホは便利なツールですが、使い方を誤ると依存に繋がることもあります。調査結果をもとに、自分のスマホ利用を振り返り、より良いデジタルライフを送るためのヒントにしてみてください!