ガジェット好きなら「かわいいけど実力は本物」なデバイスに惹かれる人も多いはず。今回レビューするのは、まさにそんなコンセプトを体現するDivoom「Pixoo 64」。
この製品は、64×64ピクセルのディスプレイにさまざまな情報やピクセルアートを表示できるデバイスで、単なる装飾アイテムにとどまらない実用性を持っています。本記事では、開封から機能、実際の使用感まで詳しく解説していきます。
開封と外観チェック
パッケージのクオリティ
Amazonで購入し、価格は17,900円。届いた箱を開けると、思った以上にしっかりした作りの外箱が出てきました。技適マークもあり、日本国内でも問題なく使用できます。
内容物は以下の通り:
- Pixoo 64本体
- 日本語対応の説明書
- 編み込みタイプのType-A to Cケーブル
- 壁掛け用金具
本体のデザイン
本体は額縁風のシンプルなデザイン。電源を入れない状態ではただのフレームのように見えます。
背面には以下のポートやパーツがあります:
- USB Type-Cポート(給電用)
- ケーブルを通すための切り込み
- 壁掛け用のネジ穴(上1つ、下2つ)
- 折りたたみスタンド(卓上設置可能)
- 電源&明るさ調整ボタン(右側面)
素材はプラスチック感が強めですが、正面から見たときはそれほど気になりません。
セットアップと基本機能
- 電源オン 付属のType-Cケーブルを接続すると、すぐに電源が入ります。
- アプリ接続 Divoom公式アプリをスマホにインストールし、Wi-Fiに接続すると、ディスプレイがスマホから制御できるようになります。
- ファームウェアアップデート 初回起動時にはファームウェアの更新が推奨され、アップデート中も専用アニメーションで進捗を表示するなど、細部まで作り込まれた印象を受けました。
搭載されている機能
Pixoo 64は、64×64ピクセルに情報を詰め込める多機能ディスプレイ。主要な機能を紹介します。
1. ピクセルアート&アニメーション作成
Pixoo 64の基本機能として、自作のピクセルアートやアニメーションを作成し、表示することが可能。アプリ内には共有ギャラリーもあり、他のユーザーが作成したデザインも利用できます。
2. 情報表示機能
Pixoo 64は、さまざまな情報を表示できます。
- 時計・天気予報(現在の気温、天気、週間予報)
- カウントダウン(イベントや記念日までの日数)
- ストップウォッチ&タイマー(視覚的にカウントダウン可能)
- スコアボード(スポーツの試合結果など)
- SNSフォロワー数カウンター(YouTube、Twitter、Instagramなど)
- 株価&仮想通貨の相場情報(Apple、Nvidia、Bitcoinなど)
- ニュース速報(カテゴリー別のニュース表示)
特にYouTube登録者数の表示が可能なのは、配信者にとっては嬉しい機能です。
3. QRコード表示機能
リンクを設定すると、QRコードを自動生成し、ディスプレイに表示できます。店舗のデジタルサイネージや、イベントのブース案内などにも活用可能。
4. PCモニタリング機能
Divoom PC Monitorというソフトをインストールすると、PCのCPU使用率や温度などをリアルタイムで表示できます。細かいデータの正確性にはやや難があるものの、作業環境をスタイリッシュに演出できる点は魅力的です。
5. カスタムプラン機能
最大10種類の情報を設定し、一定間隔で自動的に切り替えることが可能。
例えば、
- 天気予報(60秒)
- 株価情報(60秒)
- ニュース速報(60秒)
- YouTube登録者数(60秒)
といった順番で表示させることができます。
実際に使ってみて感じたポイント
良かった点
✅ ソフトウェアの作り込みが丁寧(UIが直感的で使いやすい)
✅ カスタマイズ性が高く、さまざまな情報を表示可能
✅ 消灯時間を設定できるため、夜間の使用も快適
✅ ピクセルアートが可愛く、インテリアとしても優秀
気になった点
❌ 本体のプラスチック感が強い(高級感はあまりない)
❌ 英語圏向けの機能が多く、日本向け調整が少なめ
❌ 画面の切り替えアニメーションが唐突(フェード機能がほしい)
結論:かわいい見た目と多機能性を兼ね備えたピクセルディスプレイ
Divoom Pixoo 64は、
- ピクセルアート好きな人
- おしゃれなインテリアデバイスを探している人
- 情報を視覚的に表示するガジェットを求めている人
にとって、非常に魅力的な製品です。
見た目がかわいいだけでなく、機能性もしっかりしており、デジタル時計・SNSフォロワー表示・QRコードサイネージなど、多様な用途に対応。
一方で、本体の素材感や日本語対応の改善余地はあるものの、価格と機能を考えると十分満足できるレベル。
「かわいいけど実力は本物」というコンセプトがぴったりなガジェットでした!