近年、スマートフォンの普及が進み、シニア世代でもスマホを利用する人が増えています。MMD研究所の最新調査によると、60歳から79歳のシニア世代の93.6%がスマホを所有していることが明らかになりました。

本記事では、シニア世代のスマホ利用状況、人気のキャリア、サポートの必要性、ポイント活用の課題などについて詳しく解説します。


シニアのスマホ所有率と端末の種類

調査対象:60歳から79歳の男女1万人

📌 スマホ所有率:93.6%
📌 フィーチャーフォン・ガラホ利用者:4.1%

シニアのスマホ選びの傾向

  • iPhoneユーザー28.8%(周囲に聞きやすいため、シニアでも人気)
  • Androidユーザー64%(価格帯が幅広く、選びやすい)
  • ドコモの「らくらくスマートフォン」シリーズが根強い人気

シニア世代でもスマホの普及が進み、フィーチャーフォン(ガラケー)からの移行が進んでいる


シニアが選ぶ通信キャリアのシェア

📌 人気キャリアTOP5

  1. ドコモ(NTTブランドの信頼性が高い)
  2. Y!mobile(通話定額の割引&対面サポートが充実)
  3. UQモバイル(シニア向け特典あり)
  4. au(UQモバイルと合わせてシェアを拡大)
  5. 楽天モバイル(新プラン導入で今後の成長に期待)

📌 注目ポイント

  • ソフトバンクよりY!mobileが圧倒的に人気(60歳以上の通話割引&店舗サポートが好評)
  • 楽天モバイルは8.9%のシェアを獲得し、今後の伸びしろあり
  • ahamo・povo・LINEMOなどのオンライン専用プランは、シニアにはあまり普及していない

シニアにとって、サポートの充実度や通話プランの充実度がキャリア選びの大きな要因になっている


シニア世代の家族との通信キャリア利用状況

📌 家族と同じキャリアを利用している人の割合:63.4%

家族と同じキャリアを利用するメリット

  • 家族割引を適用できる
  • プランの一括管理がしやすい
  • サポートを受けやすい

家族がキャリア変更をする際は、シニア世代の利用状況も考慮することが大切!


シニアのスマホサポート利用状況

📌 サポートを受けたことがある人:51.4%

サポートの種類割合
契約時のみサポートを受けた59.3%
普段の利用でサポートを受けた3.7%
契約・利用の両方でサポートを受けた30.7%

対面サポートを希望するシニアは多いが、実際に受ける割合は半数程度携帯ショップのサポートは有料化が進んでいるため、今後はAIサポートへの期待も高まる

シニア向けのサポートは「契約時のみ」が多く、普段のスマホ利用に関しては意外と自力で対応している


シニアが求めるスマホサポート内容

📌 最も多いサポート希望内容:ポイントの貯め方(48.9%)

シニアが求めるサポートTOP5

  1. ポイントの貯め方・使い方
  2. メッセージの送受信(LINE・SMSなど)
  3. インターネット検索の方法
  4. 通話の使い方(発信・着信・連絡先管理)
  5. アプリのインストール・設定

📌 QRコード決済やオンラインバンキングはあまり利用されていない

  • 日常の買い物で「ポイントを貯める」ことに関心が高い
  • キャッシュレス決済には慎重な傾向がある

スマホをより便利に使いたいが、特に「お得に使う方法」に関心がある

シニア向けスマホ教室やポイント活用のサポートが求められている


まとめ|シニア世代のスマホ利用動向

📌 シニアのスマホ所有率は93.6%、ほぼ全員がスマホを持っている 📌 キャリア選びでは「対面サポートの充実度」と「通話割引」が重要な要素 📌 家族と同じキャリアを利用することで、サポートを受けやすくなる 📌 契約時のサポートを受ける人が多く、普段の利用では意外と自力で対応 📌 最もサポートを求める内容は「ポイントの貯め方」

シニア向けのスマホ選びのポイント

  1. 対面サポートが充実したキャリア(Y!mobile・UQモバイルなど)を選ぶ
  2. iPhoneは周囲に聞きやすいため、操作のしやすさを重視するならおすすめ
  3. 家族と同じキャリアを利用することで、料金割引やサポートを受けやすくする
  4. スマホの使い方だけでなく、ポイント活用や決済方法の学習も重要

シニア世代にとって、スマホは単なる通信手段ではなく、日常生活を便利にするツールになっています。家族と一緒に最適なプランを選びながら、より快適なスマホライフを送るためのサポートを活用していきましょう!