ここ最近、若年層を中心にじわじわと注目度が高まっているボーイズグループ「ICEx(アイス)」。その名を聞いたことがある、という方もいれば、「なんとなく知ってるけど詳しくは知らないかも…」という方も多いかもしれませんね。

ICExは、スターダストプロモーションに所属する8人組の新星アイドルグループで、EBiDAN(恵比寿学園男子部)の流れをくむユニットのひとつとして、2023年3月31日に結成されました。メジャーデビューはその年の8月16日。デビューシングル「CANDY」で、本格的に音楽シーンへと踏み出しています。

グループ名の「ICEx」には、“全ての愛を愛す”というテーマが込められていて、これは彼らの活動コンセプトにも直結しています。ファンへの想い、人とのつながり、そして音楽そのもの――そうした「愛」の多様性を、8人それぞれの表現で届けていく姿勢が、このグループの個性として際立っているんですね。

ちなみに、ファンの呼び名は「COOLer(クーラー)」。アイスという名前にぴったりの響きですし、ファンとの距離感の近さや親しみやすさを感じさせてくれるネーミングでもあります。

ICExというグループの魅力を理解するには、まず彼らがどんな背景を持ち、どんな表現力を持っているのかを知ることが欠かせません。

では、それぞれのメンバーにフォーカスして、個性や経歴、特技や趣味まで、じっくり紹介していきます。

ICExメンバー紹介:プロフィール一覧

ここからは、ICExを形づくる8人のメンバーにフォーカスを当てていきます。
彼らの出身地や趣味、特技、芸能活動歴などを一人ひとり掘り下げながら、それぞれの個性がどうグループ全体の魅力につながっているのかを感じ取ってもらえたらうれしいです。

志賀 李玖(しが りく)|BATTLE BOYS出身の多才アイドル

2004年5月生まれ、福島県出身。
メンバーカラーは青で、落ち着きと芯の強さを感じさせる存在です。
スノーボードやスケボー、ギターにDIYと、趣味の幅がとても広く、その多才さはパフォーマンスにもにじみ出ています。
空手とアコースティックギターを特技としており、しなやかさと力強さの両方を併せ持つ人物だと感じますね。

過去には、スターダストのEBiDAN 39&KiDSから選抜された「BATTLE BOYS」のメンバーとしても活動しており、2022年にはその名義でステージにも立っています。
ICExが結成された2023年には、すでに表現者としての基礎がしっかり築かれていたんですね。

中村 旺太郎(なかむら おうたろう)|俳優経験もあるパフォーマー

2004年4月生まれ、愛知県出身。
黄色がメンバーカラーで、明るく前向きなエネルギーを感じるキャラクターです。

特技はサッカー、ソフトテニス、ダンスと運動神経抜群。趣味には映画やアニメの鑑賞を挙げており、『あんスタ』や『仮面ライダー』の主題歌が好きだという点からも、エンタメに対する情熱が伝わってきます。

小学生時代の2016年には、DISH//の武道館ライブでバックダンサーとして出演。
その後も俳優としてドラマ『詐欺の子』に出演するなど、早くから多方面で活躍してきた背景があります。

阿久根 温世(あくね はるせ)|主演もこなす演技派ダンサー

2005年4月生まれ、大阪府出身。
赤がメンバーカラーで、熱意や情熱を象徴するような存在ですね。
サッカーを長く続けていた経験があり、指でボールを自在に回すという特技もユニーク。
DISH//や尾崎豊など、音楽的に幅広い影響を受けてきたことも、表現力の深みにつながっているように思います。

映画『キングダム』の主演・山﨑賢人の演技に感動して芸能界を志し、オーディションに挑戦。
2022年には『EBiDAN THE LIVE』への出演に加え、舞台『ホロウ・サマー・アイル』で主演を務めるなど、演技力の高さにも注目が集まっています。

千田 波空斗(ちだ はくと)|アクロバットが得意な仙台出身アイドル

2005年6月生まれ、宮城県・仙台市出身とみられています。
メンバーカラーは緑で、自然体で柔らかな雰囲気が魅力的。
アクロバットや卓球、ヘアセットなど多彩な特技を持ち、美容や観葉植物への関心も深いという感性豊かな一面があります。

高校3年生時点(2023年)で、EBiDAN SENDAIやTEAM Sで活動。
すでに2019年にはBATTLE BOYSのステージを経験しており、そのキャリアの長さも光っています。

筒井 俊旭(つつい としあき)|ダンス歴No.1の芸達者アイドル

2006年3月生まれ、兵庫県出身。
メンバーカラーはオレンジで、明るさと温かみを感じさせる雰囲気をまとっています。

特筆すべきはその表現力。なんと4歳の頃からジャズダンスを始めていて、そこに加えてバレエ、タップ、アクロバット、バトン、さらにはけん玉まで――身体を使ったパフォーマンスの幅がとにかく広いんです。

映画『マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔』を観たことで憧れを抱いたという原体験も、今の彼の姿とリンクしてくるように感じますね。
その後は、ダンスコンテンツ『ボールルームダンスwithMe』や映画『泥の子と狭い家の物語』にも出演するなど、映像や舞台でも着実にキャリアを積んできました。
語れる技術と個性が、ちゃんと伴っている――そんな印象を持たせてくれるメンバーです。

山本 龍人(やまもと りゅうと)|ダンスリーダーを務める表現派

2007年4月生まれ、千葉県出身。
メンバーカラーはピンクで、柔らかさの中にも芯の通ったエネルギーを感じます。

趣味は音楽鑑賞とイラスト。ICExのグッズであるフェイスタオルのデザインを自ら担当したというエピソードもあり、視覚表現にも感性が光ります。

そして、5歳からダンスを始めていて、今では自他ともに認める「ICExのダンスリーダー」。
ステージでは年齢を感じさせないキレと安定感があり、グループ全体のパフォーマンスを支える存在になっています。
2023年時点で高校1年生という若さを考えると、今後の成長が本当に楽しみになりますね。

竹野 世梛(たけの せな)|オーディション1.5万人の頂点に立った逸材

2008年8月生まれ。出身地は非公表ですが、その存在感はすでに多くの人の心をつかみつつあります。
特技はダンス。高いレベルのスキルが評価され、2021年に行われたスターダスト主催の『第2回スター☆オーディション』では、1万5,000人以上の中からグランプリに選ばれました。
ここからすでにスター性を感じさせるエピソードですよね。

その後はドラマ『4月の東京は…』で、主人公の中学生時代を演じて話題に。さらに、ICExのフェイスタオルのイラストも担当し、表現力の振れ幅に驚かされます。
2023年時点で中学3年生ながら、その活躍のフィールドはすでに全国区です。

八神 遼介(やがみ りょうすけ)|雑誌モデル出身の最年少メンバー

2023年時点で14歳。愛知県出身で、身長は177cmと年齢に対してかなりの高身長。
血液型はA型で、靴のサイズは26.5cm。まだ成長途上であることも感じさせつつ、どこか大人びた雰囲気もまとっているのが特徴です。

趣味はボウリング。さらっとしていますが、こういう“自分の時間の使い方”にも人柄がにじみ出ますよね。
元々はティーン向け雑誌『ニコラ』のモデルとしても活動していて、現在はEBiDAN NEXTにも所属。
東京・渋谷のライブハウスでオープンマイクに参加するなど、実践の場で経験を積みながらステップアップしています。

以上が、ICExの8人のメンバーたちの紹介です。
一人ひとりが違ったバックグラウンドを持ち、それぞれの強みを武器にグループとしての表現に取り組んでいる――このバランス感こそが、ICExというグループが持つ「多様な魅力」の根幹なのかもしれませんね。

学歴と学生時代の情報まとめ

アイドルとしての華やかな活動の裏側で、彼らがどんな学生生活を過ごしてきたのか――そこには、表からは見えにくい一面や、努力の積み重ねが垣間見えてきます。
ここでは、各メンバーの学年・年代・出身地などから、学校生活の様子や学生時代の姿を浮かび上がらせてみましょう。

まず大前提として、ICExのメンバー全員に共通しているのは、「具体的な学校名は一切公表されていない」という点です。
これはプライバシーの観点から当然の措置ではありますが、それでも地域や時期からある程度の輪郭は見えてきます。

例えば、志賀李玖さん(福島県出身)や千田波空斗さん(宮城県出身)は、地方の出身でありながら芸能の世界に飛び込んでいます。
とくに千田さんは仙台市内の高校に在籍していたと推測されており、2023年時点では高校3年生。
学業と活動を並行して続けていたことがうかがえますし、仙台から東京への移動やスケジュールの調整など、日常の中に努力の痕跡が見えるような気がしますよね。

また、山本龍人さんや竹野世梛さんのように、学生でありながらもすでに第一線で活躍しているメンバーもいます。
山本さんは2023年12月時点で高校1年生、竹野さんは中学3年生。
年齢的にはまだ学業が中心でもおかしくない時期ですが、ステージでの表現力や振る舞いからは、すでに「プロ」としての意識が強く育っていることがわかります。

さらに、阿久根温世さんのように、中学3年生の時点でオーディションに挑戦していたケースもあります。
2020年に中学3年生だったということは、かなり早い段階から進路として芸能の道を選んでいたということになりますよね。
この時期の選択が、今の多彩な活動へとつながっているのだと思うと、あらためてその覚悟の強さに胸を打たれます。

もちろん、メンバーたちがどのような学校に通っていたのか、勉強との向き合い方はどうだったのか――といった部分までは明かされていません。
ですが、地域や時期、学年などの情報を重ねていくことで、それぞれの“学生としての日常”が、決して表舞台とはかけ離れたものではなかったことが想像できます。

芸能活動と学業の両立――これは多くの若手アーティストにとっての大きな壁でもありますが、ICExのメンバーたちは、その壁を自然に乗り越えてきたように感じられます。
だからこそ、今の落ち着きや柔らかさが生まれているのかもしれませんね。

ダンス歴と芸能活動の歩み

ICExのステージを観たことがある方なら、誰もが感じると思います――「このグループ、ダンスがうまい」って。
ただ振りをそろえているだけじゃない。それぞれの動きにちゃんと“個性”がありながらも、全体で見たときの一体感がすごく綺麗なんですよね。
その理由を探っていくと、メンバーたちがそれぞれに持っている「ダンス経験」と「芸能活動の軌跡」が深く関わっていることが見えてきます。

まず、グループ内で特に早くからダンスに取り組んでいたのが、筒井俊旭さん。
彼はなんと4歳のときからジャズダンスを始めていて、その後もバレエやタップ、アクロバットまで多ジャンルの表現を吸収してきました。
ここまで幼少期から一貫してダンスに向き合ってきた経験は、ICExの中でも群を抜いています。

そして、山本龍人さんも5歳からダンスを始めたひとり。
現在ではICExの“ダンスリーダー”として自他ともに認めるポジションに立ち、パフォーマンスの中心を担っています。
体幹の強さ、動きのキレ、感情の乗せ方――どれも年齢を超えた完成度を感じさせますし、その裏側には長年の積み重ねがあると感じます。

また、オーディションという大舞台で高く評価されたのが竹野世梛さん。
2021年にスターダストプロモーションが主催した『第2回スター☆オーディション』において、1万5,000人以上の中からグランプリに選ばれたという実績は、まさに“原石の輝き”だったといえます。
その後すぐにドラマ出演や舞台活動に進んでいることからも、ダンスを含めた表現力の完成度が高かったことがわかりますよね。

一方で、ダンス以外のアプローチから芸能に入ってきたメンバーもいます。
たとえば中村旺太郎さんは、小学生時代にDISH//の武道館ライブでバックダンサーを務めたのを皮切りに、俳優としても早くから活動をスタートしています。
ドラマやライブ出演を重ねながら表現を磨いてきたその姿勢が、今の豊かなパフォーマンスに直結しているんです。

阿久根温世さんは、映画『キングダム』に感銘を受けてオーディションに挑戦したタイプ。
その後は舞台主演もこなすなど、演技とダンスの両輪で活躍するタイプの表現者へと成長しています。
ICExの中でも、“感情を身体で語る”ような動きがとても印象的なメンバーですね。

さらに、志賀李玖さんや千田波空斗さんは、EBiDANの地方組織やBATTLE BOYSでの活動経験を経て、ICExの結成メンバーとして合流。
それぞれがステージ経験を重ねながら、自分らしいパフォーマンスのかたちを確立してきました。

そして八神遼介さんに関しては、まだ14歳ながらモデル活動やライブ出演を経験済み。
今まさに、表現者としての素地を育てている真っ最中にある存在といえます。

こうして改めて見てみると、ICExというグループは「ダンスが上手いメンバーを集めた」というよりも、
「それぞれの軸でしっかりと自分を磨いてきた個性派が集まった」グループだということが、よくわかります。

ダンスを中心としながらも、演技、歌、ビジュアル表現……どの方向から見ても、ちゃんと見応えがある――
それが、ICExのステージが“観るたびに新しい発見がある”理由なのかもしれません。

おわりに:ICExの今後と注目ポイント

ここまで、ICExというグループに対して、一人ひとりの個性や背景、活動の軌跡をじっくりと見てきました。
改めて振り返ると、8人それぞれがまったく異なるスタート地点から歩み始めていて、けれども今、同じステージでひとつの“物語”を紡いでいる――そんな印象を受けませんか?

学歴や出身地、得意分野、表現方法に至るまで、本当にバラバラなんです。
でもだからこそ、「全ての愛を愛す」というグループのコンセプトが、単なるキャッチコピーではなく、彼らの在り方そのものに感じられるんですよね。

パフォーマンス面では、早くからダンスや表現に向き合ってきたメンバーが多く、その技術はすでに完成度が高いです。
けれど一方で、まだ成長途上のメンバーもいる。だからこそ、これからの進化の余地がものすごく大きい。
“いま”だけじゃなく、“これから”が楽しみになるグループって、実はそんなに多くないと思うんです。

そして、ICExのもうひとつの魅力は「チームとしてのバランス」。
リーダーシップを取るタイプ、空気を和ませる存在、感性で引っ張るメンバー……それぞれの立ち位置がはっきりしていて、
だからこそひとつの作品としてステージに立ったときに、見る人の心を動かす力が生まれてくるんだと感じます。

今後は、音楽活動だけでなく、俳優業、モデル、クリエイティブ方面での展開も増えていく可能性がありますし、
何より“グループとしての深まり”がどう進んでいくのか、そこに注目せずにはいられません。

まだ始まったばかりのICExの旅。
この先どんな景色を見せてくれるのか、どんな愛のかたちを表現してくれるのか――
今のうちに彼らの歩みを追いかけておくことには、きっと大きな意味があるはずです。

この記事が、あなたにとってICExというグループを知るひとつのきっかけになったなら嬉しいです。
これからの彼らの活動にも、ぜひ注目してみてください。