NCT WISHとは?6人で構成された日韓グローバルグループ
2024年、SMエンターテインメントから正式デビューを果たした「NCT WISH」は、韓国人2名、日本人4名で構成された全6人の次世代グローバルグループです。これまでNCTというブランドの中で数多くの才能が輝きを放ってきた中、NCT WISHは“希望”を意味するその名の通り、新たな時代を切り拓く存在として注目を集めています。
韓国・日本のメンバーが共に活動することで、多様な文化的背景を融合させたパフォーマンスが展開され、国際的なファン層から支持を獲得しつつあります。特に韓国と日本、両方のエンタメ界でトレンドに敏感な若年層を中心に広がりを見せていることからも、彼らの存在感は日増しに高まっていると言っていいはずです。
また、メンバーそれぞれが歩んできた道のりや経歴には個性が色濃く表れていて、それらがグループとしての多様性や魅力に直結しています。デビューに至るまでの練習生期間も、メンバーによって長短が大きく異なっていて、そうした違いがパフォーマンスの奥行きを生み出しているんですね。
このあと各メンバーのプロフィールや学歴、オーディション秘話なども含めて深掘りしていきますので、彼らの素顔や努力の軌跡にぜひ触れてみてください。
シオン(SION):冷静なリーダー、INTJの建築家型
NCT WISHの最年長であり、グループのリーダーを務めているのがシオンです。本名はオ・シオン。2002年5月11日生まれで、韓国・全羅南道の木浦市出身です。身長は179cmとスタイルも良く、落ち着いた雰囲気の中に知的さとカリスマを併せ持つ存在です。
MBTI診断では「INTJ」、いわゆる“建築家型”の性格とされていて、緻密な思考と冷静な判断力に優れているタイプなんですね。実際、グループ内でも場の空気を読みながら的確にまとめる役割を担っており、リーダーとしての安定感は抜群です。
彼のポジションはリードボーカルとリードダンサー。中でもボーカル面では、安定した音程と表現力の高さが際立っていて、楽曲の芯を支える存在としてファンの支持を集めています。特に中低音域の表現が豊かで、楽曲全体の深みを演出してくれるんです。
一方で、彼のチャームポイントは「綺麗な目」と語られていて、その視線の強さや目元の印象からも、多くの人が彼に引き込まれているようです。趣味も多彩で、読書や音楽鑑賞、アニメ・ドラマ鑑賞、そしてボーリングと、幅広い関心を持って日々を過ごしている姿が想像できます。
学歴については、中学校は木浦愛香中学校に通い、高校は木浦マリア会高等学校を経て、ソウル世宗高等学校に転校・卒業しています。この流れからも、彼が本気で芸能界を目指すために環境を整えたことがうかがえますよね。
そして、約4年間という長い練習生期間を経て、ついにNCT WISHの一員として正式デビューを果たしました。まだ無名の段階からコツコツと積み重ねてきた努力が、今のステージに繋がっているんです。
ちなみに、彼が掲げている座右の銘は「今日より明日もっと発展する人になろう」という言葉。このフレーズには、今に甘んじることなく、常に上を目指して前進し続ける彼の生き方が凝縮されています。
リク(RIKU):日本出身ラッパーの実力者、光る個性と表現力
NCT WISHでメインラッパーとリードダンサーを担っているのが、日本・福井県出身のリクです。本名は前田 陸(まえだ りく)。2003年6月28日生まれで、親しみやすく温かな笑顔が印象的な存在です。
性格診断ではISFP型に分類されていて、感受性豊かでマイペースな一方、自分のこだわりにはとことん向き合うタイプ。だからこそ、ラップという表現の中にも彼なりの感性が色濃く表れているんです。リズムに乗せた一言一言に、ちゃんと“リクらしさ”が宿っている感じがするんですよね。
彼のニックネームは「くり(Kuri)」。一見可愛らしい響きですが、その中にある芯の強さも垣間見えるようで、ファンからは愛着を込めてそう呼ばれています。
リクが通っていた高校は、福井県立サバエ高等学校。地元福井で学びながらも、常にエンタメの世界に対する強い想いを抱いていたようです。実際、彼が芸能の世界に関わるきっかけとなったのは、なんと従姉妹の存在。あの元モーニング娘。の高橋愛さんが立ち上げたコスメブランド「AIMMX」のイメージモデルとして、2021年に出演を果たしているんですね。
そこから一気に彼の人生は加速していきます。2022年、SMエンタテインメントが主催するグローバルオーディション「KWANGYA」に参加し、見事合格。韓国での練習生生活が始まりました。
そして2023年には、プレデビューリアリティ番組『NCT Universe: LASTART』に出演。さらに同年9月、NCT NEW TEAMのメンバーに正式決定し、2024年2月にはNCT WISHとしての正式デビューを果たしています。
彼の特技にはポップダンスとバレーボールが挙げられていて、身体の使い方において自然なリズム感と反射神経の良さが備わっているのが分かります。ダンサーとしての動きもキレがあり、ステージでの存在感には常に目を奪われてしまうんです。
そして何より彼の魅力は、ステージ上で放たれる表現の自由さと、音楽を“楽しむ”という姿勢。モットーとして「避けられない痛みなら楽しめ」という言葉を掲げているのも納得で、困難な状況をもエネルギーに変えてしまう強さがあるからこそ、今の彼があるのだと感じさせてくれます。
ユウシ(YUSHI):ダンスで魅せる表現者、7年の努力が光る実力派
NCT WISHの中でも、圧倒的な練習生歴を誇るのがユウシです。本名は得能 勇志(とくのう ゆうし)。2004年4月5日、東京都江東区で生まれ、幼い頃からダンスに触れてきた彼は、まさに“踊るために生まれてきた”と言っても過言ではない存在です。
その経歴を辿ってみると、日本の男性ダンス&ボーカルグループ「EDAMAME BEANS」の元メンバーとして活動していた過去があるんですね。グループ時代からファンの間では「ダンスが光る存在」として一目置かれていて、その後の彼の進路にも自然と期待が集まっていたんです。
NCT WISHとしてデビューするまでの練習生期間は、なんと約7年間。これはグループ内でも最長で、彼がいかに長い時間をかけて努力を重ねてきたかがわかる数字です。誰もがデビューを夢見て挑む中、7年という時間を挫けることなく走り続けてきた背景には、きっと揺るがない信念があったんだと思います。
そして、SMエンタテインメントに入るきっかけとなったのは、オーディション。その実力とポテンシャルがしっかりと評価され、韓国の地で新たな挑戦が始まりました。練習生期間中は、日々厳しいレッスンを積み重ねながらも、持ち前の表現力と高い集中力で頭角を現していったそうです。
ポジションはメインダンサーとリードボーカル。ダンスに関しては、小さい頃からの積み重ねがそのまま今のスキルに直結していて、ステージでは一つひとつの動作に“感情”が乗ってくるんですね。踊っているだけなのに、彼の気持ちが伝わってくる──そんな力を持っているのがユウシの強みです。
また、彼の学歴については、詳細な学校名こそ明かされていませんが、中学までは日本で通学し、その後は韓国での練習生活に合わせてオンライン高校などを通じて学びを続けていたと見られています。つまり、夢と学びを両立しながら、自分の道を切り開いてきたということなんです。
NCT WISHという新たな舞台に立った今、彼のこれまでの努力が、ようやく“報われ始めた”という感覚すらあります。誰よりも長い時間をかけて、着実に積み上げてきた彼の軌跡に、ファンとしても自然と応援したくなる気持ちが湧いてくるんですよね。
ジェヒ/デヨン(JAEHEE/DAEYOUNG):3ヶ月で夢を掴んだ実力派、その秘めた可能性
NCT WISHのメインボーカルを務めるジェヒ、もしくはデヨンとしても知られる彼の本名はキム・デヨン(김대영)。2005年6月21日生まれ、韓国・大邱広域市の達西区で育ちました。身長は180cmと、ステージに立ったときの存在感も際立っています。
彼のMBTIタイプはENFP型。つまり、人懐っこくて情熱的、そして自分の信じたものに真っすぐなタイプなんですね。その性格を反映するように、ジェヒのパフォーマンスには、どこか“等身大の感情”が表れていて、見ているこちらまで自然と引き込まれてしまいます。
特に注目すべきなのが、彼の練習生期間です。なんと、たったの3ヶ月。アイドル界では珍しいほどのスピードでデビューに至った背景には、もともと持っていた歌唱力とセンスの高さ、そして短期間で急成長する集中力があったことが大きいんです。選ばれるべくして選ばれた、といった印象すら受けます。
ポジションはメインボーカル。歌声にはどこか透明感がありながらも芯が通っていて、感情を乗せたときの表現力はグループ内でも群を抜いています。ピアノを弾くことが特技のひとつで、音楽に対する理解やセンスは日常の中から自然と育まれてきたものなのかもしれません。
趣味は歌うことやピアノ、読書と多岐にわたっていて、じっくり物事に向き合う時間を大切にしている姿勢が伝わってきます。また、テコンドーや料理も得意だそうで、実は運動神経や器用さにも優れているんですね。
彼のロールモデルとして挙げられているのは、SUPER JUNIORのキュヒョン、NCTのジェヒョン、そして元Black Beatのチャン・ジニョン。この3人に共通するのは、圧倒的な歌唱力とステージでの安定感。そんな先輩たちの姿を追いかけながら、自分自身もさらに上を目指して努力を続けていることが想像できます。
学歴は、嶺南高等学校を卒業。学業もきちんと修了したうえで、今このステージに立っているというのも、彼の誠実な人柄を表しているように思います。
ちなみに、メンバーカラーは“緑”。これは彼の「フレンドリーで友好的な性格」を象徴しているとのことで、実際ファンとの距離感も近く、あたたかなコミュニケーションが魅力のひとつになっています。
リョウ(RYO):憧れが導いた未来、14歳で踏み出した夢への第一歩
NCT WISHの中で、年少組にあたるメンバーのひとりがリョウです。本名は廣瀬 遼(ひろせ りょう)。2007年8月4日、京都府で生まれました。若さとフレッシュさをそのまま体現しているような存在で、ステージ上では無垢な輝きが放たれているんです。
彼のデビューまでのエピソードには、とてもリアルな「夢の始まり」が込められています。もともと彼自身がNCTのファンで、姉と一緒にNCTのコンサートを観に行ったとき、まさかのスカウトを受けたというんですね。客席からステージを見つめていた少年が、今ではそのステージに立っている。まさに“夢のシンデレラストーリー”そのものです。
その後、14歳という若さでSMエンタテインメントに入社。普通ならまだ中学生として学校生活を送っている年齢で、彼はすでに練習生としての厳しい日々に飛び込んでいったわけです。その決意と行動力には驚かされます。
ポジションはボーカルとダンサー。まだ成長途中とはいえ、しなやかな動きと感情のこもった表情が印象的で、ステージ上では年齢を感じさせないほどの安定感を見せてくれます。歌声にも素直な透明感があって、今後さらに磨きがかかっていくことが楽しみでなりません。
学歴に関しては、具体的な学校名こそ公開されていないものの、京都の学校に通っていた可能性が高く、その後は芸能活動との両立のためにオンライン学習などを通じて教育を続けていると見られています。デビューという目標を叶える過程でも、きちんと学びの道を手放さない姿勢が見えてくるところも、彼の誠実な性格を物語っているようです。
また、彼の魅力は何と言っても「素直さ」なんです。まだ経験の浅い年齢だからこそ吸収力も高く、まっすぐな姿勢で何事にも取り組むその様子は、先輩たちにも良い影響を与えているように感じます。年齢差があるグループの中でも、しっかり自分の居場所を築いているのがすごいところなんですよね。
そして、これからさらに成長していくであろう彼の姿は、ファンにとっても“見守りがい”のある存在。時間をかけて進化していくその過程を、一緒に歩めること自体が楽しみなんです。
サクヤ(SAKUYA):天真爛漫な最年少、等身大の魅力で心をつかむ“マンネ”
NCT WISHの末っ子、いわゆる“マンネ”としてグループに明るさと癒しを届けているのがサクヤです。本名は藤永 咲哉(ふじなが さくや)。2007年11月18日生まれで、石川県で生まれ育った後、8歳のときに埼玉県へ引っ越しています。
そんな彼の第一印象は、とにかく「明るい」「親しみやすい」「表情が豊か」。そして、誰とでもすぐに打ち解けられるようなオープンな空気感を持っているんです。その性格を裏付けるように、MBTIではENFP型に分類されていて、まさに“人懐っこい理想主義者”の代表格と言えます。
サクヤのポジションはリードラッパーとサブボーカル。ラップパートではフレッシュさと勢いを感じさせる一方で、ボーカルパートでは柔らかくあたたかな声質が魅力的なんですね。歌とラップの両方に対応できるバランス型のメンバーとして、グループにとって非常に貴重な存在です。
また、彼の持つ“可愛らしさ”にも触れないわけにはいきません。ニックネームは「さく」「アピーチ」「さくちゃん」などいくつもあり、どれもファンからの愛情がたっぷり詰まっている感じが伝わってきます。
趣味にはパン屋さん巡りやサッカー、ショッピングにゲーム、写真(特にチェキ)と、まさに今どきの10代らしいラインナップが並んでいて、そのどれもがサクヤの“等身大の素顔”を感じさせてくれるんです。こうした素直なライフスタイルが、SNSやステージ外の姿でも親近感を生んでいるんだと思います。
好きな食べ物はパンやチーズケーキ、チーズボール、さくさくぱんだ。どこか子どもらしさが残るこのチョイスも、ファンにはたまらなく魅力的に映るポイントですよね。
彼の座右の銘は「ありがとうございます」。一見するとシンプルですが、この言葉を大切にする彼の姿勢からは、謙虚さと感謝の気持ちが自然とにじみ出ていて、人としての芯の強さを感じます。
練習生として過ごしたのは約1年間。それでも2023年には『NCT Universe: LASTART』に出演し、見事NCT WISHのメンバーに選ばれました。そして2024年、正式デビューという夢を叶えたわけです。このスピード感もまた、彼のポテンシャルと人柄が高く評価された結果だと捉えられます。
なお、学歴については具体的な学校名は公開されていませんが、埼玉県内の中学校に通っていた可能性が高く、現在は芸能活動を優先しながら、リョウと同様にオンライン学習などで高校教育を続けていると考えられます。
多様な個性が織りなすNCT WISHの現在地と、これからの可能性
ここまで、NCT WISHの6人のメンバーについて、それぞれのプロフィール・学歴・経歴を一つずつ丁寧に追いながらご紹介してきました。改めて振り返ってみると、誰ひとりとして同じ道を歩んできたわけではなく、それぞれが違う場所から出発し、異なる環境の中で自分を磨いてきたことがよくわかります。
韓国と日本という国境を超えた構成でありながら、彼らが一つのチームとして自然に機能しているのは、共通して“音楽を愛する心”と“ステージに立ちたいという情熱”を持っているからに他なりません。だからこそ、ひとたびパフォーマンスが始まれば、国籍や言語の壁などは一瞬で消えてしまうんです。
シオンの冷静さと知性、リクのラップに宿る柔らかな感性、ユウシの努力に裏打ちされた圧倒的な表現力。さらに、ジェヒの圧巻の歌唱、リョウの素直な成長力、そしてサクヤの天真爛漫なエネルギー。6人それぞれの個性が、グループとしての“幅の広さ”と“奥行き”を生み出していて、そのバランス感覚がNCT WISHという新たなアイドル像を形成しているんだと思います。
そして、学歴やダンススクールといった点についても、あくまでそれは通過点に過ぎず、本当に大切なのは“その時間をどう過ごしてきたか”という部分。そういう意味で、彼らはひとり残らず「過去を力に変えてきた存在」であると感じさせられました。
今後の活動の中で、彼らがどんなステージを見せてくれるのか。どんな物語を紡いでいくのか。そのすべてが楽しみでなりません。これからさらに大きな舞台へと羽ばたいていく彼らの姿を、ぜひ一緒に見守っていけたら嬉しいです。