NEXZとは?グループの概要と特徴
「Nizi Project Season 2」から誕生したNEXZは、JYPエンターテインメントとソニーミュージックがタッグを組んで送り出した次世代のボーイズグループ。2023年から2024年にかけて放送されたオーディション番組を通して、選び抜かれた7人のメンバーが集結しました。
メンバーの出身地は、福岡・大阪・東京・埼玉・和歌山・兵庫と、日本各地に広がっています。さらに注目すべき点として、韓国国籍を持つSO GEON(ソ ゴン)もメンバーに加わっており、グループ全体としてグローバルな可能性を秘めている構成となっています。
NEXZの魅力は、それぞれのメンバーが持つ異なるバックグラウンドや個性のバランスにあります。たとえば、長年のキッズモデル経験を持つメンバーや、わずか1年のダンス歴ながらオーディションを勝ち抜いたメンバーまで、その歩み方は実に多彩。そのうえで共通しているのは、全員が幼いころから夢を持ち、ひたむきに努力を続けてきたという点にあります。
そんな彼らが、熾烈な競争の中で実力と人間性を評価され、JYP練習生として磨かれた末にデビューへと至った姿は、多くの視聴者に感動を与えました。そして今、NEXZは世界を視野に入れて、さらなる飛躍を目指して活動をスタートさせています。
NEXZメンバーのプロフィールまとめ
ここからは、NEXZに所属する7人それぞれの基本情報や学歴、ダンスの経歴について詳しく見ていきます。
彼らがどんな道を歩んできたのか、具体的な出身地や通っていた学校、練習生としての背景にまで踏み込んで紹介していきます。
YU(ユウ)|福岡県久留米市出身の情熱派
YUは、福岡県久留米市出身のメンバーで、本名は富安悠(とみやす ゆう)さん。2005年4月27日生まれのO型で、落ち着いた雰囲気と力強いパフォーマンスのギャップが魅力です。
中学は地元の久留米市立荒木中学校に通い、その後は第一薬科大学附属高等学校の広域通信制スタンダードコースに進学しています。通信制を選んだのは、芸能活動と学業を両立するための柔軟な選択だったと考えられます。
ダンスについては、幼いころからK-POPアイドルになることを夢に描き、福岡県内のダンススクールで腕を磨いてきました。スクール名までは公開されていませんが、確実に基礎を積み重ねてきた実力派です。
TOMOYA(トモヤ)|幼少期から全国優勝を経験した実力者
続いてはTOMOYA。福岡県宗像市出身で、本名は植村朋哉(うえむら ともや)さん。2006年1月19日生まれのAB型。4歳という非常に早い段階からダンスを始め、既に12年のキャリアを持つ実力派です。
地元の河東小学校を卒業したあと、中学・高校の情報は公開されていません。ただ、オーディション時点でのダンス歴の長さと成果から、学業とダンスの両立には相当な努力を注いできたことが伝わってきます。
所属していたダンススクールは「B.D.S DANCE STUDIO」や「Dance School NUTS」など。中でも注目すべきは、3人組ユニット「Booyah!!!」として全国大会で優勝経験を持つこと。その経歴だけでも、TOMOYAがNEXZにおけるパフォーマンス面での核になっていることが伺えます。
HARU(ハル)|大阪から羽ばたいたポッピンダンサー
HARUの本名は井上陽(いのうえ はる)さん。2006年1月23日生まれで、大阪府出身です。血液型は非公開ですが、その柔らかい人柄と精密なダンスはファンから高く評価されています。
学歴は非公開ですが、出身地が大阪であることから、地元の学校に通っていた可能性が高いです。
ダンス歴は約6年。中でもポッピンダンスに関しては4年間取り組んでおり、体の細かい動きとリズム感に定評があります。また、JYP練習生として半年間活動していた経験もあり、そこで吸収した韓国式の厳格なレッスンが、今のHARUの表現力に活かされています。
SO GEON(ソ ゴン)|自主トレで実力を磨いた韓国出身メンバー
SO GEONは、NEXZ唯一の韓国国籍メンバー。本名は蘇建(そ けん)さんで、2006年9月13日生まれ。出身は東京都となっていますが、国籍は韓国であることが明らかにされています。
学歴やダンススクールの詳細は公開されていません。ただ、注目すべきはダンス歴がわずか1年であるにもかかわらず、Nizi Project Season 2を通じてデビューを果たしたという事実。その背景には、独学で積み重ねてきた努力と、自主練習によって磨かれた鋭い感性があると見られています。
また、過去にダンススクールや芸能事務所に所属していたという情報はなく、それゆえに持ち味となっているナチュラルな表現力が高く評価されている印象です。
SEITA(セイタ)|モデルとダンスを両立してきた異色のキャリア
SEITAは埼玉県出身で、本名は河嶋星太(かわしま せいた)さん。2006年11月28日生まれ、血液型はA型。柔らかい表情と自然体なパフォーマンスで、見る人を引き込む力を持っています。
学歴やダンススクールについては詳細が明かされていませんが、SEITAは幼少期からキッズモデルとして活躍しており、その期間はなんと7年におよびます。芸能活動の基礎が長く、カメラの前での立ち振る舞いや表現力に関しては、すでに完成されたものを感じさせます。
また、JYP練習生としては7ヶ月の経験を積んでおり、その中でアイドルとしての土台をしっかりと築いてきたことが、今の安定感につながっています。
HYUI(ヒュイ)|NEXZ最長のJYP練習生期間を誇る実力者
HYUIは、和歌山県出身のメンバーで、本名は小森優陽(こもり ゆうひ)さん。2007年5月11日生まれで、血液型はA型。大人びた雰囲気としっかりした受け答えが印象的です。
中学や高校についての詳細は明かされていませんが、彼の場合は11歳という若さで韓国に渡っており、その時点で芸能活動に全力を注ぐ覚悟を持っていたと考えられます。
ダンス歴は約8年に及び、JYPの練習生としてはなんと2年10ヶ月という最長記録を持っています。その間に積み上げてきた経験やスキルは、NEXZの中でもトップクラス。ステージでの落ち着きや視線の運び方ひとつを取っても、そのキャリアが裏打ちされているのが伝わってきます。
YUKI(ユウキ)|長年のダンス歴と実績を持つ、兵庫出身のテクニシャン
YUKIは兵庫県出身で、本名は西山裕貴(にしやま ゆうき)さん。2007年9月20日生まれ、血液型はAB型。洗練されたダンスと安定感のある立ち姿が印象的なメンバーです。
中学は非公開ですが、出身地から兵庫県内の学校に通っていたと考えられます。高校については通信制であることが明かされており、芸能活動に集中するための柔軟な進路を選んでいる様子が伺えます。
特筆すべきは、ダンス歴が10年以上あるという点。通っていたスクールは、大阪・天王寺にある「gpSTUDIO」。そこでSTYLE HIPHOPのクラスに所属し、確かな基礎と応用を身につけてきました。また、HYBEの練習生経験も持ち合わせており、大手事務所が求める基準をクリアしてきた実力者であることは間違いありません。
出身中学・高校・ダンススクールの詳細
メンバーごとのプロフィールでも触れたように、NEXZの7人はそれぞれ異なる地域や学びの環境で育ち、個性豊かな経歴を持っています。ここでは、彼らが通っていた学校やダンススクールにスポットを当てて、もう一歩踏み込んだ形で整理していきます。
学校生活と進路選択に見える「アイドルとしての覚悟」
まず、学歴について。通信制高校に通っていたことが明かされているのは、YUとYUKIの2名。YUは「第一薬科大学附属高等学校」の通信制コース、YUKIは学校名は非公開ながら通信制高校という進路を選択しています。
この選択には共通して、「学業と芸能活動の両立を見据えた柔軟な判断」が読み取れます。特にオーディション番組の参加から練習生生活、そしてデビューに至るまでの過程は、時間的にも精神的にも負荷が大きいもの。その中で、どのようにして生活のリズムを整えてきたのか、そのひたむきさに自然と惹かれてしまいます。
また、TOMOYAについては小学校が宗像市立河東小学校であることが明らかになっており、幼少期から地元に根ざした生活を送りつつも、全国レベルのダンス大会に出場していたというバランス感覚の高さが印象的です。
一方で、HYUIのように11歳で韓国に渡ってJYP練習生として活動していたケースもあり、通常の学校生活とは異なる道を歩んできたメンバーもいます。そこに迷いのなさを感じる一方で、並々ならぬ覚悟もにじんでいます。
ダンススクールの所在地と特色を読み解く
ダンススクールの情報については、公開されているメンバーとされていないメンバーで分かれています。
まず、TOMOYAは「B.D.S DANCE STUDIO」と「Dance School NUTS」に通っており、いずれも福岡県内に拠点を置くスタジオです。幼少期から培ってきた技術と表現力は、この環境の中で育まれてきたと考えると、その深みがより伝わってきます。
また、YUKIが通っていたのは大阪・天王寺の「gpSTUDIO」。このスタジオは、STYLE HIPHOPのクラスを中心に構成されており、パフォーマンス面の完成度を高めることに特化した指導が特徴です。YUKIが見せるしなやかさとキレのあるダンスは、まさにこのスタジオの方針と直結しているように感じます。
一方、YUやHARUなど他のメンバーに関しては「福岡県内」「大阪府内」といった地域までの情報はありますが、具体的なスクール名は明かされていません。とはいえ、彼らが今のステージに立っているという事実が、どれだけ地元で努力してきたかの証明になっています。
SO GEONやSEITAについては、ダンススクールに通っていたという形跡がなく、自主的に技術を磨いた可能性が高いです。特にSO GEONに関しては、短期間で飛躍的に実力を伸ばした背景に、地道な練習と観察力の高さがうかがえます。
このように、メンバーたちの歩んできた学びの道や練習環境はそれぞれ異なりますが、それぞれが自分にとって最適な選択を重ねながら、今の場所にたどり着いたことがわかります。
韓国式トレーニングで磨かれた“基礎”と“個性”
JYPエンターテインメントの練習生制度といえば、非常に厳格かつ徹底した育成方針で知られています。そこでは、歌やダンスのスキルだけでなく、態度・表現力・チームワークなど、アーティストとして総合的な力を問われます。
HYUIはその象徴的な存在です。11歳という若さで韓国へ渡り、約2年10ヶ月にわたりJYP練習生として活動。レッスンの質も密度も高い韓国の現場で、地道に力をつけていった姿は、まさにプロフェッショナルそのものです。表情の作り方、視線の使い方、そして空気のつかみ方に至るまで、どこを切り取っても研ぎ澄まされた感覚が宿っています。
同じく、HARUとSEITAもJYPの練習生として半年〜7ヶ月間過ごしており、その短期間の中で確かな変化を遂げています。特にSEITAは、それまでキッズモデルとして活動していた中で、アイドルの所作やパフォーマンスに順応していった過程が際立っています。
番組を通して“評価される経験”が彼らを強くした
Nizi Project Season 2は、単なるオーディション番組ではありません。練習生として過ごす日々の中で、課題を提示され、それにどう向き合い、どう成長していくのかを問われる連続した挑戦の場でもありました。
そこで大きな評価を受けたのが、TOMOYAやYUKIのような長年のダンス経験者です。TOMOYAは、技術の安定感だけでなく、チームでの牽引力も発揮。一方のYUKIは、かつてHYBE練習生だった経歴を生かしつつ、韓国式のトレーニングにも素早く適応していました。
SO GEONに関しては、ほかの練習生と比べて経験値こそ浅いものの、番組内で見せた「短期間での急成長」は大きな注目を集めました。これまで誰かに習ってきたというよりは、自分自身で考え、試行錯誤しながら進んできたという背景が、かえって彼のパフォーマンスに独自の色を与えています。
“選ばれる側”から“背負う側”へ
最終的に、彼ら7人はNEXZとして正式にデビューすることになります。これは、“練習生”という立場から、“グループの顔”としての自覚を持つ段階に変化したということでもあります。
JYP練習生時代に培ってきた基本姿勢や表現の精度は、今後の活動においても重要な軸になっていくはずです。パフォーマンスひとつをとっても、「ただ上手い」では終わらない、何かを“届ける”力がそこには感じられます。
このように、JYPというフィルターを通過してきたことが、彼らを「デビューすべき人材」として選び抜かれた理由のひとつ。そして、それはファンにとっても信頼の証となっています。
まとめ|NEXZが今後注目される理由
ここまでNEXZのメンバーそれぞれのプロフィールから、通っていた学校、ダンススクール、そしてJYP練習生としての成長過程までを追ってきました。振り返ってみると、このグループが持つ“強さ”の本質は、一人ひとりの背景の違いにありました。
全員が同じ道を歩んできたわけではありません。地元で地道に活動を続けてきたメンバーもいれば、韓国で本格的な練習生活を送っていたメンバーもいます。なかには、独学でここまで登り詰めたSO GEONのような存在もいる。この多様性こそが、NEXZというグループの奥行きを生んでいるのだと思います。
そして、その全員が“夢を諦めなかった”という一点でつながっています。長い練習期間を乗り越えた人も、短い時間で成果を求められた人も、それぞれの場所で葛藤を抱えながら、目の前のステージに立つということを選びました。その姿は、見る人の心に自然と訴えかけてくるものがあります。
今後、NEXZは国内外での活動を本格化させていくことが予想されます。既に確かなパフォーマンス力と人間的な魅力を持ち合わせている彼らにとって、舞台がどれだけ広がっても、挑戦する姿勢そのものが変わることはないはずです。
この記事を通じて、メンバー一人ひとりの歩みに触れていただけたことで、NEXZというグループに少しでも親しみや関心を持ってもらえたなら嬉しい限りです。
これからも彼らの成長を、一緒に見届けていきましょう。